消化器内科

内視鏡検査

消化器内視鏡学会専門医による内視鏡を行います。
内視鏡が初めての方にも、出来るだけ不安や苦痛が少なく検査を受けていただけるよう心がけています。
機材はオリンパス社最上位機種(2022年9月現在)の内視鏡システムであるEVIS X1を導入し、上部内視鏡(胃カメラ)は経鼻内視鏡にて、下部内視鏡(大腸カメラ)は拡大・特殊光観察にて検査を行います。
また一定のサイズまでのポリープは切除を行います。

画像:EVIS-X1

胃内視鏡検査
(胃カメラ)

上部内視鏡(胃カメラ)は咽頭、食道、胃、十二指腸を観察するために行います。
検査時間は10分程度です。当院では経鼻内視鏡を用いて検査を行います。
細い内視鏡を鼻から入れるため、のどの反射は起こりづらく、会話をしながら検査を受けることが出来ます。

画像:上部内視鏡

以下に該当する方は検査をおすすめします

  • のどに違和感がある
  • 胸やけ、嘔気、げっぷがある
  • お腹(主に上腹部)の痛みや違和感がある
  • 食欲がない、体重が減った
  • ピロリ菌を指摘された、治療したことがある
  • 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性胃炎を指摘されたことがある
  • 喫煙が多い
  • 飲酒すると顔が赤くなる
  • 家族に胃癌や食道癌の方がいる

検査の流れ

  1. 受診・予約

    当院では安全に安心して検査を受けていただくためにまずは外来受診をしていただきます。
    その際にこちらから問診をさせていただき、併せて検査を説明させていただきます。
    基本的には当日検査ではありません。また電話で直接検査の予約はできませんのでご了承ください。

  2. 検査前日

    夜9時までに食事は済ませてください。以降も水分摂取は可能です。

  3. 検査当日

    朝食は摂らないでください。内服薬がある方は早めに内服をお願いします。ただし受診の際に、休薬指示がある際はそれに従ってください。検査2時間前からは水分の摂取も控えてください。

  4. 来院

    検査予約時間の15分までにご来院ください。

  5. 検査

    経鼻内視鏡にて検査を行います。通常は10分程度で終了となります。必要に応じて生検(組織採取して顕微鏡検査)を行う場合があります。

  6. 検査結果説明

    検査終了後、画像を見ていただきながら説明いたします。生検を行った場合、当日は画像のみの説明となり、細かな結果は後日説明となります。

  7. 会計・帰宅

    お気をつけてお帰りください。

大腸内視鏡検査
(大腸カメラ)

下部内視鏡検査(大腸カメラ)は、大腸内を観察し大腸癌やポリープ、炎症などが無いかを見つけるために行います。
また検診での便潜血陽性となった方はこの検査を受けていただくことをおすすめします。
人により検査中に疼痛・苦痛が生じる場合があります。そのため当院では鎮痛・鎮静薬の使用が可能ですのでご相談ください。

画像:下部内視鏡

以下に該当する方は検査をおすすめします

  • 大腸がん検診(便潜血検査)で陽性となった
  • 便に血が混じる
  • 便が細くなった
  • 腹痛や違和感がある
  • 大腸ポリープの切除歴がある
  • 家族に大腸癌の方がいる

検査の流れ

  1. 受診・予約

    当院では安全に安心して検査を受けて頂くためにまずは外来受診をしていただきます。その際にこちらから問診をさせていただき、併せて検査を説明させていただきます。
    大腸内視鏡では検査前に、腸管洗浄液という下剤を用いて腸内をきれいにする必要があります。この薬のお渡しと説明があります。基本的に当日検査ではありません。また電話で直接検査の予約はできませんのでご了承ください。

  2. 検査前日

    夕食は夜9時までにお済ませください。食事内容は受診の際にご案内いたします。以降も水分の摂取は可能です。

  3. 検査当日

    検査終了まではお食事は食べないでください。受診の際にご案内したように腸管洗浄液を内服してください(院内で飲むことも可能ですのでご相談ください)。

  4. 来院

    検査予約時間の15分前までにご来院ください。

  5. 検査

    ご希望に応じて鎮痛薬、鎮静剤を用いて検査を行います。用いた際は当日、車の運転が出来ません。検査時間は30分程度ですがポリープがあった際は長くなることがあります。

  6. 検査結果説明

    検査終了後、画像を見て頂きながら説明いたします。鎮痛剤、鎮静剤を用いた場合は1時間ほど休憩してからの説明になります。ポリープ切除や生検を行った場合、当日は画像のみの説明となり、細かな結果は後日説明となります。

  7. 会計・帰宅

    鎮痛剤、鎮静剤を用いた方は当日、車の運転は控えてください。

「短期滞在手術等基本料1」の施設基準取得についてのご案内

当院では大腸ポリープ切除手術をより安全に行えるよう、短期滞在手術基本料1の施設基準を取得しました。この基準は、大腸ポリープ切除術などの日帰り手術において、適切な人員配置・施設や医療設備の充実・緊急時の対応などにおいて、一定の質を確保することが求められるものです。この度、当クリニックでは、厚生局から上記基準を満たしていることの認定を受けました。そのため2023年12月1日以降で、日帰り手術をした際に、上記基本料の加算が生じることがあります。ご理解のほど宜しくお願い致します。

  • ポリープ切除をせず、内視鏡検査のみの場合は加算はありません。